「中高年と呼ばれる年齢で転職を考えている。面接の時にどんなことを聞かれるのか知りたい」
１つの会社にずっと勤めるのではなく、転職を考える人も増えてきました。
年齢は若くはなく、いわゆる中高年の方で転職を考えているという方も多いのではないでしょうか。
今回は転職を数回繰り返した実体験を基に、面接時に高い可能性で聞かれた質問を３つ紹介します。
新卒や20代の転職する場合とは違う質問も多く、事前に自分の考えを準備しておくことでスムーズに伝えられれば、採用される可能性を高くなります。
今記事を参考にしていただき、一回勝負の面接に活かしていただければ幸いです。
転職面接時よく聞かれた質問
質問①「転職を考え、ウチの会社を受けた理由を教えてください」
間違いなく聞かれる質問で、転職を多く経験した私も聞かれなかったことは無かったです。
内容的にも最初に聞かれることが多く、回答次第でその後の面接の空気が決まる部分もあり、重要な内容です。
転職する理由は人によって違います。
少なからずネガティブな理由もあると思います。
面接の時にネガティブな理由をそのまま伝えると、悪い印象を与えてしまう可能性が高いです。
ポジティブな言葉への置き換えでリスクを回避！
「嘘をつく」訳ではなくポジティブな言葉に言い換えるように心掛けました。
上司や同僚などの人間関係の場合
人間関係が嫌だった ⇨ 個人で仕事をするのではなく、周囲と協力しながらより自分のスキルを活かした働き方がしたい
残業などの労働に関する時間の場合
・残業が多く辛かった ⇨ もっと効率的に、オンとオフを分けてメリハリをつけ働きたい
など、事前に頭の中で言い換えられるように考えて面接に臨みました。
もちろん「キャリアアップしたい」などのポジティブな転職理由があるならそれも伝えるようにしましょう。
また「何故ウチの会社なの？」という質問の答えも大切なので慎重に答えましょう。
私がよくやってしまったのが業界のいいところを言うばかりでその会社の良い点を言うことができなかったこと。
会社の理念や、得意としていることを見つけ、そこに共感し、スキルを活かしていきたいと言うように伝えると、最初の印象が良くなり、その後の質問もスムーズに答えられることが多かったです。
質問②これまでの経験がこの会社でどのように活かされますか？
この質問も間違いなく聞かれると思っていいでしょう。
中には小論文形式で出す会社もありました。
同じ業種内の転職の場合は比較的答えやすい内容で、前職で培った経験やスキルを転職した後にどのように活かせるのか伝えることが大切です。
頭を悩ませたのが異業種からの転職
前職の経験やスキルとあまり関係の無いところだと「何が活かせるんだろう」となかなか答えが見つかりませんでした。
私の場合、このような時は未経験な業種であることを正直に言い、私なりの考えで活かせそうな経験を１つ言えるように準備しました。
当てずっぽうになってしまう時もありましたが、「ありません」と答えるよりは自分なりの答えを準備して答えた方が印象は上がります。
できるだけ雇う側の立場で考え、活かすことができそうな経験やエピソードを交え伝えることで好印象を持ってもらえることが多かったです。
面接で知れないことを知れる【back check】
質問③前職での成功・失敗体験をそれぞれ教えてください
この質問も高頻度で聞かれることが多かった質問です。
皆さんも仕事をしてきた中で多くの成功・失敗共に積み重ねてきたことと思います。
成功体験は比較的簡単で、成功体験から会社にどのように貢献することができたのか説明しました。
失敗談を人に伝えることは意外と難しい！
難しかったのが失敗体験の方で、失敗をそのまま伝えるだけだと悪い印象だけが残ってしまい「それで何を学んだのですか？」と聞き返されることもしばしばありました。
対策として、失敗談を話すときはそこから何を学び仕事にどう活かしたのかも合わせて説明するように心掛けました。
採用後、面接官から話を聞くと「この人は何が成功で何が失敗だと思っているのかを知りたい」と話しており、その人の考え方も知る質問でもあったことを後から知りました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。中高年の転職面接でよく聞かれた質問３選を紹介しました。
最後のアドバイスになりますが「簡潔に伝える」よう心掛けてください。
自分をアピールしようと思うあまり、ついつい話が長くなってしまいがちになってしまいます。
私自身も長いと思った部分は削って簡潔にするよう気をつけ、本番に挑みました。
最後になりますが、この記事が転職面接で少しでも活かされることを祈っております。
