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【公務員の転職体験談】40代異業種から資格を活かし福祉業界へ転職

お仕事の悩み
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福祉業界における働き方と課題と実像とは?

福祉業界全体も、低賃金、重労働、不規則勤務と囁かれますがそれは一般職に置き換えても、働く会社によって様々なので、介護だから、福祉だからというものではありません。

また、対人へのサービスの提供のため人間家関係の構築や程度なコミュニケーションの能力も必要と思います。

体力を要する内容も伴うため、若い世代が活躍できる環境ではありますが、希望者が少く従事者の年代がアップしている施設等も見受けられます。

メディアの影響で成り手が少なくなっている現状ですが、働き方によってはそれなりの対価を得られるポジションに付きやすい職種でもあります。

管理者としての勤務内容

障害者支援の事業所で精神障害者のグループホームのサービス管理責任者、管理者をしています。

あくまで、参考程度の転職後管理者としての私の主な仕事内容は以下の通りです。

①運営管理
②利用者対応に関する計画の立案、作製
③サービス提供に必要な情報の共有に向けた医療、他事業所、ご家族、行政等の連携
④利用者に対するサービス実施状況の確認、ケア会議の開催
⑤国保連合会への請求
⑥職員の勤怠管理
⑦求人、職員配置の調整
⑧人材育成と指導
⑨利用者に対する直接的な支援
⑩地域連携

ざっと挙げると今思いつくところではこんな感じでしょうか。

その他諸々と細々とした業務があるのでほぼ、定時で帰れることはありません。

緊急対応などもありますが、看護師さんが配置され協力体系が整っているので助かっています。

直接的な支援に関しては、管理者、サビ管については、必要な職員が配置されていることが多いので出来れば無いのが望ましいのかもしれませんが、突発的な変化等は舵切りが必要なことも多く、実際には自分で対応してしまうことが多いです。

でも、この様な場合にとっても、最近ではチームワークを活かした取り組みで対策を今後考えたり、それを実行に移し、改善された時などはとてもやりがいを感じています。

福祉業界管理者としての現在の悩み

今の私の悩みは自分の下で働く人たちが、何故働けているのかを自覚してほしい事です。

一番はお給料の出処です。

利用者さんが居なければ当然収入はありません。

できるだけ利用者さんの不満による退所や入院は避けてほしい。

福祉事業所には株式会社、有限会社、法人など色々な形での経営がありますが、ボランティア活動ではありません。

質の高いサービスを求めるには収入がなければ新たな人材を採用したり育成したりすることも出来ません。

その自覚を持ってほしい。

どの業界でも同じでしょうが、基本的に管理職は板挟みになることが多いです。

上と下だけならまだしも、そこに利用者、ご家族、外部の事業所も絡んでくるので日々、気を張って仕事しているのが現状です。

休みの日も何かあれば呼び出しがかかることも少なくありません。

ですので、今は積極的に研修制度を作って、国が求めている福祉の展望を一つ一つ正しく伝える努力をしている最中です。

福祉業界の人材育成の今後の課題

2番手になる人材を育成したり採用したりする事が一番重要です。

一人で何かを変えようとしても並大抵の努力ではまかない切れるものではありません。

そんなとき、同じ目線で同調してくれる方が側近にいるかどうか。

一人の力と二人の力では倍どころか3倍にも4倍にもなり得ます。

もちろん、反発する方もそうでしょう。

そんなとき、何を一番尊重するべきかといえばやはり、利用者さんファーストという気持ちが1番

過剰な支援も怠慢な支援もいずれにしても利用者さんにはデメリットになります。

しっかりと明確な計画作成することで、新たな課題を見えるようにしていくことも必要ですし、頼るべきところは頼るべき事業所へ依頼するのも必要なことだと思っています。

一番駄目なのは抱え込みでしょうかね。

転職後に今、大切にしていることは?

一番は、仕事以外の時間、要するにプライベートの充実でしょうか。

仕事は仕事、プライベートはプライベートと割り切ることができる環境でしっかりとオン、オフをつけることが出来ないとなかなか難しいものがあると思います。

趣味活動として、平日の夜は週に一回から2回ほどバンド活動をしています。月に一回のライブもコンスタントにやっています。

週末はフットサルやバドミントンサークルへ参加。ゲームも好きで、今はドラゴンクエストウォークにハマっています。

また、家族にも恵まれてる方かと思います。

特に転職は、自宅購入後だったので大変リスキーでしたが快く背中を押してくれたのがうちの妻でした。専業主婦なのですが、気持ちが座っていると感心したほどです。

子供が二人いて、一緒に遊ぶのも大きなリフレッシュです。

まとめ:福祉業界へ転職希望の人へアドバイス

福祉は優しい人とかボランティア経験がある人を優遇すると思われがちですが、むしろ逆です。

今、自分に出来ることがどこからどこまでなのかを見る判断能力がある方であれば、福祉経験はある程度不要かと思います。

知識や技術はあとから付いてくるものですし職場によっては資格取得の優遇制度を設けている事業所も多いので心配いりません。

ただ現状、全般的にお給料が安めなので、イチから始めるのであれば、単身、もしくは夫婦共働きの人のほうが良いかもしれません。

体力も職種によっては必要です。

楽な仕事ではありませんが、必ず自分に何かしらの形で返ってくるものだと思います。

また、管理者としては現場の気持ちを尊重し理解しなければなりませんし、現場は現場で事業所の方向性を把握して働かなければなりません。

そのメリハリがつけられる方であれば、大丈夫なのではないでしょうか。

相手が人ということもあり、いろいろな不安や挫折はあるかと思いますが、これは福祉業界だけに限ったことではないと思います。

それ以上に、相手が人ということもあり感謝されたときの嬉しさは、格別なものです。

普段の生活で感じられない「ありがとう」の言葉の嬉しさが仕事への一層の情熱につながるかと思います。

辛く大変な仕事ではありますが、人との接することでしか味わえない喜びを感じてもらいたいです。

福祉業界への転職は、不安が多いかと思いますが、やりがいを求めている方でしたらおすすめ出来る職種の1つだと思います。